2022/08/19 【熊本→鳥栖】SL人吉乗車記
こんにちは。
夏に九州旅行を青春18きっぷで行ってきました。4泊5日でかなり面白い旅になったのですが、その中でも特に良かったSL人吉について書こうと思います。
今回は短いものになると思います。よろしくお願いします。
SL人吉について
SL人吉はJR九州が運行する観光列車です。現在の運転区間は熊本〜鳥栖で、毎日運転されているわけではないですが、運行される日は1往復運転されます。以前は熊本〜人吉間での運行でしたが、2020年7月の豪雨により肥薩線が不通になっており、現在は鹿児島本線を熊本から北上する形で運行されています。
列車は蒸気機関車 + 客車 + ディーゼル機関車の編成で運行されています。今では珍しくなった客車列車です。
注目すべきは蒸気機関車で、8620型蒸気機関車58654号機というSLを使用しています。「ハチロク」という愛称があります。これは大正11年に製造された蒸気機関車で、現在日本で現役の蒸気機関車の中では1番古いものです。しかし、多くの部品は老朽化により取り替えられていて、所謂「テセウスの船」状態です。
そんな8620型蒸気機関車58654号機はJR九州から2024年3月で引退することが決まっています。乗車はお早めに。
SL人吉 熊本→鳥栖
前日から熊本に入っており、朝から熊本城を見てきました。2016年に発生した熊本地震は熊本城にも、石垣が崩れる等大きな被害を出しました。
落ちた石垣が並べられていました。石ひとつひとつに番号らしきものが書いてありました。またこれを組み立てるのはかなりの労力でしょう…。
時間の関係上、熊本城の中までは入りませんでした。路面電車で熊本駅まで。
SLが発車するホームに来ましたが、先客が居ました。「A列車で行こう」です。こちらもJR九州が運行する観光列車。内装は少し大人な雰囲気で、「Adult」からその名がついているようです。残念ながらゆっくり見る前に発車してしまいました。
A列車で行こうが発車し少し経つと、SL人吉号が入線してきました。平日にも関わらず、夏休みということもあり子どもたちに大人気。その人気の所以は恐らく、アニメ「鬼滅の刃」の映画のモデルにもなった蒸気機関車だということでしょう。
SLの方は大人気なので後で撮るとして、客車の方を撮影。
乗車。50系客車の内装はこんな感じ。JR九州ではお馴染みの水戸岡鋭治さんによるデザイン。大正時代を思わせるレトロな雰囲気がたまりません。カーテン開けさせてもらえばよかった…。
ホームにはたくさんの子どもがいましたが、車内はかなり空いていました。なんなら僕の号車は僕含め2人だけ…。まあ平日だしね。
SL人吉車窓(ブログ用) pic.twitter.com/tM4jgZix37
— てるる (@tellurium_key) 2022年11月3日
列車はぐんぐん北に進み、西里〜植木辺りを走行中。天気は晴れで、緑の田んぼの中を進みます。こういう開放的な車窓はとても好きです。
切符。18きっぷも持ってましたが、今日は博多までなので普通乗車券。
SL人吉は玉名駅で停車。かなりの停車時間があり、急いで向かいのホームから編成を撮ることに成功。
客車の前方まで行くとフリースペースがあり、そこではハチロクの後部を見ることが出来ます。
車内に売店があったので、焼酎アイスを購入。酒好きな私も焼酎はあんまり飲んだことないんですが、とても美味しくいただきました。アルコールは入ってなかったと思うので、未成年の方でも食べられると思います。
そんなこんなで列車は終着鳥栖に到着。私が乗った中でもかなり面白く楽しい列車でした。
最後にハチロクのスナップ写真を撮り、博多を目指すことに。
ちなみに復路はDE10が牽引することになります。ご注意を。写真は前日に植木駅で撮ったもの。
鳥栖駅ではかしわうどんを食べました。いなりは追加で注文しましたが、かしわうどんはこの量で360円。安すぎる…。めちゃくちゃ美味いのでオススメです。
終わりに
前でも述べましたが、残念ながら牽引機の8620型蒸気機関車58654号機は2024年3月に引退が決まっています。乗車の計画はお早めに。
また人吉の方に走って欲しいですね…。叶わぬ願いでしょうが…。
ぜひ乗りに行って復興支援をしましょう。