2021/09/12~09/13【函館→札幌→稚内】北海道フリーパスで行く北海道1周の旅 前編

 こんにちは。ブログは久しぶりの更新な気がします。

 学生時代に一つだけやっておきたい事があって、それが長期旅行をすることでした。

 というわけで、1週間かけて北海道を1周してきましたので、その様子をブログにしたいと思います。では。

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始めに

 この旅行は三記事に分けて投稿しています。本記事はその前編です。中編、後編は以下のURLから見ることが出来ます。

中編↓

tellurium-key.hatenablog.com

後編↓

tellurium-key.hatenablog.com

 

今回使用する切符について

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 今回、北海道フリーパスという切符を使います。これは、連続する7日間、北海道の普通列車、快速列車、特急列車の自由席が乗り放題になります。また、快速列車、特急列車の指定席券を最大6回まで取る事ができます。JR北海道だけでなく、全国のJRのみどりの窓口各所で購入することができます。

 

1日目

函館

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 というわけで、1日目。ここはJR函館駅。朝の7時です。深夜青森を出航した船に乗り、早朝に函館に到着しました。フェリーで寝ながら移動というのは初めてやりましたが、新鮮で面白かったですね。

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 函館は路面電車が走っており、レトロな街並みと一緒に楽しめるため、大正時代にタイムスリップしたような気分になれます。

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 函館といえば五稜郭。展望台へは登れませんでしたが、中の展示を頼むことが出来ました。

函館本線 特急北斗 函館→札幌

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 さて、次は函館から札幌へ。三時間ほどしかいませんでしたが、特急北斗に乗ります。これはキハ281系

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 特急に乗る前にハセガワストアで「やきとり弁当」を購入しました。ハセガワストアは函館に多く店舗を構えているコンビニです。ここはこの弁当が名物です。やきとり弁当と名乗っていますが、その正体は豚肉。パッケージは豚肉を焼いているサイコパスな豚のイラストがありますね。やきとり(豚肉)には隠し味でワインがかけてあったり、北海道産であろうと思われる海苔までついています。いやあ、これはとても美味しかった。できれば毎日食いたいくらい。めちゃくちゃおすすめなので、函館を訪れた際は是非。

札幌

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 さて、弁当も食べて満腹のまま寝てしまい、もう札幌に到着。

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 札幌といえば時計台でしょう。立派な建物でしたね。コロナの影響で中には立ち入れなかったのが残念です。よくここは残念な観光地と言われていますが、私はそうは思いませんでした。

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 これはあまり知られていない建物かもしれません。北海道庁です。赤レンガ造りの建物とその前の道路が特徴で、歴史的な建造物であることがわかりますね。

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 さっぽろテレビ塔。前の広場は工事中のようで立ち入れませんでした。残念。高校の修学旅行はこの広場で集合したのを覚えています。懐かしい。

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 この日の札幌は残念ながら雨。もう少しいろいろ周りたかったですが、駅で撮り鉄をすることにしました。JR北海道の車両はどれもかっこいいですね!

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 トンカツを食べてすすきののカプセルホテルに宿泊。カプセルホテル初めて泊まりましたが、その安さと快適さ、アメニティーの充実さにビックリしましたね。また泊まりに来たい。

 

2日目

函館本線 特急宗谷 札幌→旭川

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 おはようございます。時刻は7:30。特急宗谷号に乗って目指すは稚内です。使用車両はキハ261系。「札幌から稚内まで乗り換え無しで行けるなんて、なんて素晴しい特急だ!」と思っていたら・・・

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途中の旭川駅で運転取り止め・・・。どうやら昨日の雨でこれより先の路線は午前中運休とのこと・・・。どうしたものか・・・。

 午後からは特急が動くようなので、とりあえずそれまでどこかで時間を潰さなければ・・・。ということで、ちょっとだけ寄り道します。

富良野線 旭川→中富良野駅

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 JR富良野線旭川駅から富良野駅までを結ぶ路線で、観光トロッコ列車なども走るほど需要があります。沿線に多くの観光地があり、その1つに寄り道して時間を潰そうという作戦です。というわけでこのキハ150に乗って目的地を目指します。

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 ローカル線ではワンマン運転することが多く、車掌さんがいないとその分後ろの景色が良いので楽しいですね。北海道だと直線区間が多くて尚更楽しい。
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 中富良野駅で下車。ここから徒歩でファーム富田を目指します。

ファーム富田

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 ファーム富田は所謂農園で、主にラベンダーを栽培しています。しかし、ラベンダーだけでなく多くの種類の花たちを見ることが出来ます。しかも入場料は無料。

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 観光客用に農園を開放していますが、普通に農園の人たちが収穫などの作業をします。この日も農園の人たちが作業をしていましたね。
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 ラベンダー味のソフトクリーム。花より団子。

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 いろいろ堪能した後、中富良野駅に帰ってきました。にしても、北海道らしくて良い駅だ。またキハ150旭川に帰ります。

宗谷本線 特急サロベツ 旭川稚内

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 特急サロベツ稚内を目指します。使用車両は先ほどの宗谷と同じキハ261系。札幌から稚内までの指定席券を取っていましたが、特急宗谷が旭川で運転取りやめになったため、切符をまた取りました。旭川から宗谷本線に入ります。

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 上の画像は名寄のキマロキ編成の静態保存。中編の記事でまた詳しく解説しますが、昔の排雪列車として使われていたものです。下の画像は豊富駅のオエ61という車両です。救援車といわれるもので、鉄道事故などのトラブルが発生したときに復旧に必要な機材を届けるために使用されたものです。

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 だんだん日も暮れてきました。稚内に昼頃に着く予定でしたが、結構時間が経ってしまいましたね。稚内市に入ってからは日本海が見えました。絶景でしたね。

稚内

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 到着しました。ここはJR宗谷本線稚内駅。日本最北端の駅、つまり日本にはここより北には駅がありません。いやあ、凄いところまで来たなぁ。納沙布岬宗谷岬に行きたかったですが、時間が遅く、バスがどうも無いようで諦めました。残念。特急宗谷が運転打ち切りにならなければ訪れることができたのですが、仕方ないです。

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 稚内港を探索。初めてオホーツク海を見ましたが、その荒れっぷりに驚きました。

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 今日の宿はここ。ドミトリー式の宿泊施設で、この日は僕含む三人がこの部屋に泊まりました。特に喋ったりはしませんでしたが、こういう雰囲気は初めてだったので、とても新鮮で楽しかったですね。
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 晩ご飯はセイコーマートでお弁当を買いました。セイコーマートのコンビニ飯がちょっと食べてみたかったんですよね。

 晩ご飯も食べてお腹いっぱいになり、次の日も朝早いのですぐ寝てしまいました。次の日からは中編に入ります。この記事はここまで。またのんびり更新します。それでは!

お世話になった宿など

www.route-inn.co.jp

thestay.jp

 

参考

youtu.be

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2021/06/12 【高崎→横川】SLぐんまよこかわ乗車記 レトロな旧型客車でのんびりSL旅

 こんにちは。

 今回は快速SLぐんまよこかわ号の乗車記です。これは群馬で走るSL列車であり、鉄道ファンだけでなく多くの人に人気な列車です。今や珍しくなった現役のSL列車の旅の楽しみを少しでもおすそ分け出来ればと思います。

 では、今回もよろしくお願いします。

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SLぐんまみなかみ / SLぐんまよこかわ

  快速SLぐんまみなかみ/よこかわ号は、D51型蒸気機関車またはC61型蒸気機関車が旧型客車を牽引して運行される快速列車です。数少ない蒸気機関車の現役運転を楽しむことができます。旧型客車はレトロな作りになっており、まるで昭和にタイムスリップしたかのような気持ちになれます。

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 SLぐんまみなかみ号は上越線高崎駅水上駅を、SLぐんまよこかわ号は信越本線高崎駅から横川駅までを結びます。今回は後者を乗りました。前者の方が乗車時間は長いので良いかも知れません。

 ちなみに、この列車の最後尾には電気機関車が付いています。この理由を知っている方も多いかと思いますが、後ほど説明します。

 

D51型蒸気機関車


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 今回牽引を担当しているのはD51 498と呼ばれるSLです。1940年11月に製造され、2021年現在80歳です。1988年にオリエント急行として走った経歴も持っています。実際に石炭をくべて動いているので、近づくととても熱気が感じられたり、黒煙をまきちらしながら走る姿などを見ることもできます。

 

旧型客車

 旧型客車と呼ばれるものは、国鉄が10系客車を作る以前に作られた客車です。簡単に言えばめちゃくちゃ古い客車です。

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 外には行き先を示す立て札が下がっています。電光掲示板なんか付けてしまっては雰囲気が台無しですからね。

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 中はリフォームされておりなかなか綺麗。昔のままの座席を意識して、指定席ですが全てボックス席になっています。窓なども自由に開けられます。

 車内チャイムはハイケンスのセレナーデのチャイム。かつて寝台列車など多くで使用されてきたこのチャイムですが、今ではなかなか聞けないものになってしまいました。

 

ELぐんまよこかわ号

 終着の横川駅から先は廃線になっています。昔は軽井沢駅まで行けたのですが、横川から軽井沢まで急な峠になっていて、長野新幹線登場と同時に廃止されました。

 では、横川に着いた列車を高崎に返さなければならないわけなのですが、どうやって返しましょう。SLは廃線、要するに行き止まりの方を向いていて、横川駅にSLの向きを変える転車台はありませんから、逆向きに進むにはバックするしかありません。そこで、一番後ろについていた電気機関車の出番です。

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 この電気機関車EF64電気機関車であり、横川駅まで来たこの列車を高崎駅に戻すという仕事を与えられています。SLが前にしか行けないんだから、後ろから引っ張ってやればいいわけですね。その際の列車名を「ELぐんまよこかわ号」といいます。ELは電気機関車(Electric Locomotive)の略です。

 この帰りの列車を撮影して、今日は帰ることにしました。どうですか?なかなあ格好いいでしょ?

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終わりに

 横川駅には碓氷鉄道文化むらや荻野屋の釜めしなどがあり、なかなか良いところなので是非SLを利用して横川観光をしてみてはいかが?

 もちろんみなかみ号に乗って温泉に入りに行くも良し!

2021/05/03 【上越妙高~新潟】日本海を眺める鉄道旅

 こんにちは。

 今回はGWに行った新潟旅行についての話です。日本海って良いですよね。瀬戸内の島々が連なってる感じも好きですが、日本海は力強さ、荒々しさがあって好きです。それに、新潟や東北の方では、夕日は日本海の方に沈んでいきますから、その夕焼けの景色もなかなか見応えのあるものだと思いますね。

 今回もよろしくお願いします。

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上越妙高駅

 上越新幹線上越妙高駅まで来ました。旅のスタートです。

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 運良くJRの観光列車「越乃Shu*Kura」とえちごトキめき鉄道のリゾート列車「えちごトキめきリゾート 雪月花」と遭遇。初めて見たのでテンション上がりましたねw

 「越乃Shu*Kura」は新潟県の全域を走っており、車内で新潟の日本酒などを味わいながら風景を楽しめる列車です。

 「えちごトキめきリゾート 雪月花」は非常に豪華な車内で、名前の雪月花の通り新潟の四季を楽しめる列車です。学生には高すぎてよう乗れません。

 

直江津D51レールパーク

 あるところまで行って単身赴任中の父と合流。ここから車で色んなところに連れて行ってもらいました。

 訪れたのは直江津D51レールパーク。ここはえちごトキめき鉄道が運営している展示施設で、D51型蒸気機関車413系急行色を見ることができます。D51型蒸気機関車は実際に動き、転車台を回ったり車掌車と連結したり車掌車にお客さんを乗せて直江津駅構内を走ったりします。

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 このD51の動力源は石炭でなくコンプレッサー(空気圧)で動きます。蒸気機関車というよりかは空気機関車みたいになってますが…、まあ黙っておきましょうw空気圧だけでこの巨体を動かせるのはとても凄いですね、感動しました。

 

上越市立水族博物館 うみがたり

 父に事前に行きたいところを尋ねられたのですが、特に決まってないと行っておまかせしたのですが、まさか父とふたりで水族館に来るとは思いませんでした。電車見せてもらって水族館に連れて行ってもらう、小学生に戻った気分でしたね。

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 この水族館は最近リニューアルしたものらしく、展示物も綺麗でとても良かったですね。ペンギン可愛い

 この後は父に焼肉を食わせてもらい、父の住んでるアパートで1泊。

 

信越本線

 2日目です。父は仕事なので、ここからは単独での旅になります。やってたのはほとんど撮り鉄ですが。

 信越本線は現在3つに分断されていますが、北陸新幹線開業の1997年までは群馬県高崎駅から長野県を通って新潟県新潟駅までを結ぶ大きな路線でした。現在東京から新潟に行くのであれば上越新幹線を使うのが一般的ですが、昔は東京から新潟まで直線に行くのには大きな山脈があり、これを鉄道で超えるのは不可能と考えられていました。そこで長野県を通って遠回りに新潟に行くルート(信越本線)が一般的とされていたのです。

 長々と解説をしてしまいましたが、信越本線の新潟エリアはとても景色が良く有名です。色々撮影してみました。

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 青海川駅は「日本一海に近い駅」と言われています。この肩書きを持った駅、あと2つくらいあるそうですがw

 

万代橋

 信越本線を北上して新潟駅に到着。有名な万代橋を見ました。

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 下に流れるのは信濃川。日本一長い川がまさにすぐそこで海と合流するところを見られました。

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 今の万代橋は昔のものより小さく、昔はそれはもう長い橋だったそう。

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 新潟駅の万代口の駅舎は解体中。ブルートレインなどで愛着のある鉄道マニアの方が多かったそうです。

 万代口のバスターミナルではバスが後ろ向きに停車するスイッチバック式という変わったものが見られます。しかし万代口駅舎解体によりスペースができるため、大型のバスターミナルを設計するらしい。これももう見納めの光景です。

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 帰りは特急しらゆきに乗って上越妙高駅まで帰りました。日本海に沈む夕日を車内から見るのはとても最高でしたね。柏崎から柿崎までの区間を撮ってYouTubeに投稿していますので、宜しければ日本海が映ってる所だけでも見てみてください。

youtu.be

 

終わりに

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 今回使用した切符は「えちごツーデーパス」。2740円で二日間新潟の多くの場所が乗り降り自由になります。特急券を買うと新幹線や在来線特急、観光列車にも乗れます。お得すぎます。新潟を訪れた際は是非。

 今回は久しぶりに海が見られて良かったですね。長野にいると海が恋しくなるものです。

2021/04/24 【黒部ダム】日本一のコンクリの壁を見てきた

 こんにちは。GWいかがお過ごしでしょうか?

 私は緊急事態宣言で実家の兵庫に帰ることができず、暇の毎日です。あんまり天気もよろしくないですし、今年のGWはつまらないですね。

 さて、今回は最近旅行をしなかったせいで大分ストレスが溜まっていたので、良い景色が見たいと思って黒部ダムまで行きました。よろしくお願いします。

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立山黒部アルペンルート

 立山黒部アルペンルートというものをご存じでしょうか?名前くらいは聞いたことあるかもしれません。これは北アルプスを貫く山岳観光ルートであり、その標高は2000mを超えるほどです。その2000mを超えるほどのルートをバスやケーブルカーなどの公共交通機関で楽しむことができます。この途中に黒部ダムがあるわけです。

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http://kanko.town.tateyama.toyama.jp/spot/index.html)より

 

関電トンネル電気バス

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 関電トンネル電気バスは、長野県にある扇沢駅から富山県黒部ダム駅までを結ぶバス路線です。ここは2018年まではトロリーバスという電車が走っていました。2枚目の写真は当時のトロリーバスの模型です。「電車?バスじゃないのか?」と思われるかもしれません。確かに見た目はどう見てもバスですが、法律上は立派な鉄道でした。

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 この写真を見ると、上に架線があるのがわかりますか?現在は使われていませんが、トロリーバスが走っていた頃はここに電気が走り、トロリーバスは架線からパンタグラフを伝って電気を得ていたのです。

 2018年に扇山駅から黒部ダム駅のトロリーバスは廃止され、代わりに最近普及し始めた電気バスが運用されるようになりました。よって、この区間での鉄道事業から撤退、扇山駅と黒部ダム駅は鉄道の駅ではなくなり、バスの停留所になりました。

 そもそもなぜガソリンで走行するバスを導入しなかったのでしょうか。それはこの立山黒部アルペンルートの環境を守るためであるのと、長いトンネルを走行するからです。排気ガスがあまりよくないとされ、トロリーバスが使用されました。

 立山黒部アルペンルートには未だに立山方面に立山トンネルトロリーバスというトロリーバスが走っています。これが現在日本に残る最後のトロリーバスになっています。

 

黒部ダム

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 黒部ダム関西電力が建設した水力発電用のダムです。その電力発電所黒部川第四発電所であり、そのこともあって「黒四ダム」と呼ばれていたりします。完成当時は大阪の電力の50%を発電したというほどの力を発揮します。地面からの高さは186mであり、東京にある高層ビルなどがこれほどの高さに相当します。また、横の長さは492mです。要するに関西電力は当時、186m×492mのコンクリートの巨大な板を交通も整備されていない山奥に作ろうとしていたのです。展望台に立ってこの巨大な板を見たときに、その人々の努力に感動を覚えました。

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 黒部ダムといえばこの「黒部ダムカレー」。券売機の前でこのカレーの写真を見たときに「美味しくなさそうな色をしているな」と感じました。いやぁ、期待は裏切りませんねw見栄えは確かに水の色などの再現はとても良いと思いますが、なんかカレーっぽくない。色を付けるために野菜の味が混ざっているようなものになっており、微妙って感じでした。まあでも、黒部でしか食べられませんしね…。普通のカレーの色をしたダムカレーもあるので、僕の感想を聞いて逆に食べてみたくなった人以外はこちらをオススメしますよ。

 ちなみに黒部ダムは6月から観光放水をしており、さらに見応えのあるものになると思います。まだ4月でも雪は多く、入れないところなどが多かったので、夏に行くことを強くオススメします。

 

大糸線

 帰りは大糸線で撮影をしました。大糸線は以前の「リゾートビューふるさと乗車記」で書いていますのであまり多くは語りませんが、北アルプスの側を走る路線なためとても良い景色を眺めながら列車旅を楽しむことができます。今回はその北アルプスと一緒に鉄道を撮ってみました。

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終わりに

 今回は春に行きましたが、是非夏にももう一度訪れてみたいですね。ダムの面白さが少しわかった気がします。デカいし広いし、しかもバスは僕ともう一ペアしか乗ってなかったのでコロナを恐れることもなかったですね。もしかしたら穴場なのかもしれません。

2021/03/27 【小淵沢→小諸】HIGH RAIL 1375乗車記

 こんにちは。

 今回は小海線というローカル線を走る観光列車「HIGH RAIL 1375」に乗車しました。この日はこの列車が運用開始をしてから利用者数が50,000人を達成するということで、急遽予定を組んで乗ってきました。長野はまだ桜がちまちまって所だったので、すこし見応えは無いかもしれませんが、よろしくお願いします。

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HIGH RAIL 1375

 2017年にデビューをした小海線の観光列車です。HIGH RAIL 1号と2号、それからHIGH RAIL 星空号が毎週土日に運行されています。キハ100系とキハ110系が連結した2両で運行されています。

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 座席は4種類あり、1人用の窓側に向いたシングルシート、2人用の窓側に向いたペアシート、4人用のBOXシート、特急車両などで使われるようなリクライニングシートがあります。

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 車内には他にも売店やデッキ、プラネタリウムが見られるスペースまであります。車内にプラネタリウムはなかなかおもしろいですよね

 小海線は星がよく見えるところで有名です。野辺山駅付近には天体観測所があり、HIGH RAIL 星空号では18:53に野辺山駅に停車し、星に詳しいガイドさんと一緒に約50分間駅前で天体観測ができます。

 

まずは小諸から小淵沢まで

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 今回乗るHIGH RAIL 1号は小淵沢駅から発車しますので、小淵沢を目指します。小淵沢から小諸に行くために小諸から小淵沢を目指すというのはおかしな話ですが、仕方ありません。HIGH RAIL 2号とHIGH RAIL 星空号に乗りたかったのですが、夕方からバイトだったため断念。

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 小海線はキハ110系とキハE200系という車両が走っています。キハ110系の方が圧倒的にボロいですが、こちらの方はワンマンでの運転が多く、その場合後ろの車掌室が空いていますので、そこから後ろの景色を楽しむことができます。キハ110系の魅力はここにあると思いますね。

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 途中野辺山駅を過ぎると、鉄道最高地点というものがあります。ここはJRの中で最も標高が高いところであり、その高さは1375m。HIGH RAIL 1375の名前の由来もこの鉄道最高地点なのです。ちなみに最も標高が高い駅は野辺山駅です。

 

HIGH RAIL 1号

 さて、小淵沢駅から乗っていきます。と言ってもほぼ言うことは先程言ってしまったので、写真が殆どになります。

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 小淵沢駅に停車中にHIGH RAIL 1375。小淵沢駅は駅弁が有名らしく、木造の駅弁屋が建っていました。今はコロナの影響か営業していませんでしたが。

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 清里駅にて停車中。5分ほど停車します。清里駅にはC56が展示されています。かつてはこの小海線の高原地帯を駆ける小柄なウマに例えて「高原のポニー」という愛称で親しまれました。

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 次の停車駅は野辺山。JRで最も高い駅であり、ここでは11分の停車。本日はHIGH RAIL 1375の利用者数が50,000人を達成したことから、記念グッズが渡されました。

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 小諸駅着。長く停車するのは清里と野辺山だけですが、車窓から見える景色はとても美しく満足でした。

 

終わりに

 小海線八ヶ岳浅間山などの山々や小海線沿いを流れる千曲川など自然に囲まれた路線です。景色はとても美しく、乗っていて楽しかったですね。いつかは鉄道最高地点と一緒にキハ110系を撮りたいものです。今回も読んでくださり、ありがとうございました。

2021/03/16 【京都鉄道博物館】眠る国鉄型特急581系を見てきた

 こんにちは。今月ブログ更新をしていないことに気づき、急遽記事を書いております。

 今回は帰省の途中に寄った京都で鉄道を見るというだけの回です。鉄道の解説がほとんどになりますが、皆さんのなじみのある車両も登場しますので是非見て頂ければ幸いです。

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京都鉄道博物館

 まずは京都鉄道博物館の説明から。京都鉄道博物館は京都駅から一駅の梅小路京都西駅の近くに位置し、かつては「梅小路機関庫」という名前でSLの車庫として利用されていました。現在でもその機関庫としての設備は残っており、蒸気機関車が多く展示されています。今回は利用しませんでしたが、300円でSLスチーム号という本物の蒸気機関車が牽引する列車に乗ることができます。SLだけでなく、かつて国鉄時代に活躍した鉄道たちも保存されています。

 では、次にそんなかつて大活躍した車両たちを解説していきます。

 

0系新幹線

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 皆さんご存じ0系新幹線です。1964年に東海道新幹線が開通されたと同時にデビューした車両で、新幹線と聞いてこの顔を思い浮かべる人も多いのでは無いでしょうか。

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 0系新幹線にはビュッフェ車両というものがあり、ここで軽食を楽しむことができます。現在、東京大阪間の新幹線での所要時間は2時間30分ほどですが、1964年開業当時は約4時間かけて移動していました。移動にも楽しみを取り入れた良い車両だと思いますが、時間短縮とともに消えてしまったのですかね。

 0系新幹線は2008年の12月に引退をし、ラストランを父と見に行った記憶があります。初代ながらも1964年から44年間も走った偉大な新幹線でしょう。

 

トワイライトエクスプレス(EF81形+スシ24形+スロネフ24形)

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 ここにはかつてトワイライトエクスプレスとして活躍したものが保存されています。名前くらいは聞いたことある人がほとんどではないでしょうか。大阪駅から北陸を通って青函トンネルもくぐり、なんと北海道の札幌まで行く豪華寝台列車です。所要時間はほぼ1日。死ぬまでに乗ってみたいですが、死ぬ前に引退してしまいした。現在ではTWILIGHT EXPRESS 瑞風という列車をJR西日本が走らせていますが、庶民にはとうてい乗れるようなものではありませんし、大阪から札幌までを走るということもしておりません。

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 客車内はこんな感じ。どう見てもおしゃれなレストランですが、これは列車です。

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 これは姫路駅に止まるTWILIGHT EXPRESS 瑞風

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EF65形1号機+オロネ24形客車

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 これはEF65形の1号機です(ピントあってなくて申し訳ない)。つまり、一番最初に製造されたEF65形ということです。EF60形からこういう顔をしていますが、個人的に電気機関車といえばこの顔ですね。

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 後ろにはオロネ24形客車と連結しています。この客車はかつて「日本海」として走ったものです。日本海トワイライトエクスプレスと同じような経路で大阪から青森までを結んでいた寝台列車ですが、トワイライトエクスプレスよりも安く利用できたため、これもまた人気がありました。青森からはフェリーに乗って北海道まで行くという人も多かったでしょう。この客車は普段は椅子として使いますが(画像2枚目)、これを折りたたむことでベッドになることができます(画像3枚目)。このような形式の寝台車はいくつかあり、この後紹介する581系もその類いです。

 

500系

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 次に建物内にある展示物を説明していきます。これは500系新幹線です。現在でも山陽新幹線のこだま号として運用されています。長い鼻と低い身長が特徴。現在でも走っているのにもう展示されているとは、少々違和感がありますが、これは500系でも一番最初に製造されたものです。

581系

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 今回の目玉、581系です。寝台車というのは夜間でしか使えず、昼間は車庫で眠るだけで、昼間に通勤車を車庫に入れたいのに寝台車で車庫がいっぱいになっていて入れないということがありました。そこで、昼夜共に使用できる寝台車にすれば良いという画期的な案により誕生した列車です。

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 画像のように昼は座席として、夜はベッドとして使うことで昼夜どちらも使用できるようになりました。最大で3段ベッドにまででき、3段目は写真からわかるように網棚の上にベッドがありますねw

 デビュー当時は昼は特急「みどり」として新大阪から博多まで、夜は特急「月光」として新大阪から大分までを走っていました。晩年は特急「きたぐに」として大阪から新潟までを走っていました。

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 国鉄型特急のこの顔はとても好きですね。そのうち381系のやくもも見に行かなければ...

 

梅小路機関庫

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 ここ京都鉄道博物館は元梅小路機関庫という蒸気機関車の車庫の近くに作られ、その機関庫には今は多くの蒸気機関車が展示されています。蒸気機関車は私はあまり詳しくないので解説は一言だけしておきます。

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 9600形蒸気機関車。キューロクという愛称で愛され、国鉄がJRに変わるまで全国で活躍した蒸気機関車です。

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 C11形蒸気機関車。だいぶ小柄な体で、旅客用として使われました。

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 D51蒸気機関車デゴイチ。そのトップナンバー。大型なボディでとても力強く見えてかっこいいです。

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 C61形蒸気機関車。C形の蒸気機関車の中では割と好きな方です。

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 一部の蒸気機関車は運転台に座ることができます。蒸気機関車の運転席の前方はこのように視界がだいぶ狭く、右側に関しては全く見えませんよね?よって蒸気機関車を運転する「機関士」の他に、右側の安全を確認する「機関助士」という人がいて、二人一組で蒸気機関車は運転されます。他にも機関助士には石炭をくべたり、水を送ったりする仕事があります。ブレーキをかけたい非常時に機関士が石炭をくべていては大惨事になってしまいますから。

 

終わりに

 他にも多くの展示があります。

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 国鉄バスの模型や特急「富士」食堂車のメニューまでおいてありました。ブルトレで焼き鳥は憧れる~~!!

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 電気機関車ディーゼル機関車を下から眺めるということもできます。仕方ないのですが、こういう博物館の展示はピカピカに塗装を塗り替えられていて、個人的にはちょっと汚れている方が好きなのでちょっと残念でしたね。

 帰りは京都駅でいくつか写真を撮って、長野に帰りました。

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 今回もありがとうございました。

2021/02/20~02/21 【東京→河津】もうすぐ引退の185系で伊豆の海と河津桜を見に行く旅

 こんにちは。

 今回は特急踊り子185系に乗って伊豆の旅をしてきましたので、それを書いていこうと思います。最初はいつものように鉄道解説をしてますので、飛ばしてもらってもかまいません。

 それから、最近カメラを買いました。SONYのα6000というミラーレス一眼カメラです。不慣れではありますが、スマホよりかはいい写真が撮れているのではないかと思います。多少はアップロードの際に画質が落ちると思われます。ご了承ください。

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185系

 185系電車は1981年に国鉄が製造、運用を始めた特急型車両です。現在では特急「踊り子」や「湘南ライナー」として走っており、少し前に密かに引退をした「ムーンライトながら」や特急「あかぎ」にも使用されました。この車両は今、鉄道ファンの中で大きな話題となっています。その理由は、3月13日をもってこの列車の定期運用が終了、つまり「踊り子」と「湘南ライナー」を走ることはなくなるからです。「踊り子」は185系からE257系という新型車両に置き換え、「湘南ライナー」は特急「湘南」に名前を変え、これも同じくE257系に置き換えられます。国鉄が製造した特急型車両が今でも特急として活躍しているのは、「踊り子」185系と、岡山から出雲市までを走る「やくも」381系のみとなっています。

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伊豆特急

 東京から伊豆へ行く特急はここ最近大きく変化していますので、それもご紹介。

 2020年3月13日まで「スーパービュー踊り子」という列車が走っていました。これは251系という列車を使用していて、個室があったりアテンダントさんがいたりと、豪華なサービスが売りでしたが、251系の老朽化によって引退。国鉄製の185系よりJR製の251系の方が先に老朽化で引退というのは少し違和感はありますが。(251系の写真を持っていません。見たい方はググってください。)

 2020年3月14日、「スーパービュー踊り子」の後継として、「サフィール踊り子」がデビューしました。E261系という車両を使用しており、251系と比べて一層豪華さが増しています。「サフィール踊り子」は全車両グリーン車という恐ろしい列車です。学生のうちは乗る機会ないでしょうねぇ。

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 2021年3月13日、先ほども記載したとおり、185系が引退します。そのあとに「踊り子」として走る車両はE257系です。この車両は元々特急「あずさ」「かいじ」号として運用していた車両をリニューアルしたものです。新型車両といってもお古ですが、185系よりかは揺れも音も少なくなって乗り心地が良くなるでしょう。ただ、鉄道オタクというのは大きいモーター音と揺れが大好きなので、どちらかというと寂しくなるのだろうと思います。

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東京駅→河津駅

 鉄道解説はこのあたりで終わりにして、「踊り子」185系に乗りましょう。「踊り子」は東京駅から熱海まではJR東海道線、熱海からは車両を切り離し、一方は伊東から伊豆急行線を走り、伊豆急下田駅まで。もう一方は修善寺まで向かいます。今回は伊豆急下田行きに乗りました。

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何故か伊豆急下田行きの方向幕を撮っていませんでした。

 東京駅を発車するとすぐに、車掌さんが鉄道唱歌チャイムを流しました。

 鉄道唱歌チャイムは国鉄時代のチャイムで、これが聞けるのも数少なくなってきました。僕もこのとき初めて聞きました。死ぬまでに生で聞くことができたのは良かったですね。

 列車は東京や神奈川の都会をすぎ、熱海に着いたところで列車を切り離します。熱海には次に「踊り子」として運用されるE257系が止まっていました。

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 熱海からは海が見え始め、伊東をすぎて伊豆急行線に入るとずっと海側を走っていてとても景色が綺麗です。天気が良ければ伊豆大島なども見えます。

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 岩に波が打ち付けている様がとてもよかったですね。

 列車は河津駅に着きました。ここの河津桜が本当に綺麗で、この日は河津桜を見に来ている人で賑わっていました。

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 楽しい時間もあっという間で、列車は終点の伊豆急下田駅に到着しました。下車してからも185系をいっぱい撮らせてもらいました。

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↑この写真はこの旅で一番のお気に入りです。

 伊豆急下田でやることは決めておらず、のんびり適当に街をぶらぶらしようとしていましたが、河津の桜並木が綺麗だったので、伊豆急行線普通列車で3駅戻って、河津駅で少し早いお花見を楽しむことにしました。

 伊豆急行線では東急の列車を譲り受けて走らせてます。これは東急8000系として走っていた電車です。

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 河津駅では桜の中を走る185系を撮影しました。早咲きの河津桜だからこそ引退前に撮れた写真で、ホントにいいものが見られたと思いました。伊豆の名物は金目鯛で、今日のお昼ご飯は金目鯛の唐揚げが乗ったうどんを食べました。

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 綺麗な桜も満喫して河津を去ります。帰りも185系「踊り子」で。小田原まで乗車しました。

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 ISO感度を間違えてしまって少し暗い写真になってしまいました。残念。

 小田原駅では小田急が走っています。入場券を買って色々写真を撮りました。箱根登山線も乗りたいですねぇ~!

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 今日は平塚で友人とご飯を食べて、ホテルで一泊しました。東京の友人の家に泊めさせてもらうとか、ネカフェに泊まるとか考えましたが、こういう時期なので高かったですがホテルに泊まりました。

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 では、おやすみなさい。

 

平塚駅→東京駅

 おはようございます。今日は平塚駅からスタート。姫路駅よりデカくね?

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 普通列車に乗車して、小田原駅の一駅先、早川駅で下車。ここから歩いて石橋鉄橋という有名な鉄道撮影地を目指します。

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というわけで着きました。狙いはまたしても185系です。「踊り子」3号が来るまで少し時間がありますから、普通列車で撮影の練習をしました。

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 相模湾と鉄橋、いいですねぇ~!なるべく長い編成を撮るために望遠レンズは辞めました。E257系踊り子色も撮れてよかったです。回送でしょうかね。

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隣では東海道新幹線を撮影することもできます。

 そして、とうとう「踊り子」3号が来る時間。

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 本当に長くてかっこいいですね。もう見られなくなるのが惜しいです。早川駅に帰ると通過する185系を撮ることができました。

  昼からは適当に都会の色んな通勤型車両を撮りました。E217系も見られなくなりますね。

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 大宮の鉄道博物館に行きたかったですが、残念ながら前日までにコンビニでチケットを取らないといけなかったらしく、入れませんでした。

 

E4系

 帰りは上越新幹線E4系に乗りました。この新幹線も2021年の秋に引退が決まっています。これが最後だろうと思って乗りました。小さい頃に乗った覚えがありますね。

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 E4系新幹線はオール2階建て車両で、2階の席に座ると線路の壁に邪魔されずに外の景色を楽しむことができます。写真からわかるように隣のN700系と比べるとかなり背が高いことがわかりますよね。

 僕は北陸新幹線で帰るので、北陸新幹線上越新幹線の分岐点である高崎駅で下車。高崎駅あさま号が来るまでの時間、多くのE4系の写真が撮れました。

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 連結がかっこいいですね。このあと来たあさま号に乗って、帰宅しました。

 

終わりに

 今回は二日ともずっと鉄道に乗ってましたから、この記事も鉄道のことしか書けませんでした。それは申し訳ないです。もう少しカメラを練習して上手い写真が撮れるように頑張ります。

 旅行記というより鉄道乗車記になりつつありますが、それでも読んでくれる人には感謝しています。いつもありがとうございます。

 最近バイトも始めて、夏頃にはもっと遠くに行こうと考えています。楽しみですね。やっぱり冬はあまり緑がなくて楽しくないです。河津桜を見てそれに改めて気づかされましたね。